水彩画サークル「水陽会」の世話役を務める 吉浦 満さん 桜台在住 77歳
元気の秘訣は趣味の時間
○…40年程前に発足し、南公民館で月に2回、第2・4水曜日に行われている水彩画サークル。現在作品展を開催中で、活動する5人の中には90歳代のメンバーもいるという。「お茶を飲みながら楽しく皆で余暇を過ごしている感じ。講師はおらず、互いに意見交換し、切磋琢磨している」とほほ笑む。
○…熊本県出身。高校卒業後、就職のため神奈川県へ。公務員を定年退職後、何か趣味を見つけたいと思い、訪れた公民館で同会の作品展と出合う。絵を描くことが好きだったことから、以前から趣味で油絵を楽しんでいたが「水彩画もいいなと思って」。12年前に入会し、今では世話役として実質代表的な役目を担う。「人に見てもらい、褒めてもらうとうれしいもの。皆もそうだと思う」と話す。
○…水彩のほかに3年前から始めた仏像彫刻に今一番はまっている。他に何か趣味がほしいと始めたのがきっかけで、今年春の市展で見事入賞を果たす。動画や本で彫り方を学び楽しむ。百貨店で人間国宝の作品を見て衝撃を受け「当たり前だけれど、レベルの違いに圧倒された。少しでも近づきたいと本気で思った」。あまりの真剣さが伝わったのか、会場で声をかけられた。「仏像は根気とのこと。あらためてもっと努力してみようと思った」。もともと凝り性だったこともあり、8時間続けて作業をすることもある。
○…伊勢原に新居を構えて44年。大山を見て郷愁を覚え「住むならここ」と決めた。「天草は海側で山には縁がないのになぜか惹かれた」と振り返る。水彩画に仏像彫刻、ほかにもギターに週3日のテニスとセカンドライフを謳歌する。「元気の素は好きなことをやっていること。仲間の存在も大きい」
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