県私立学校教育功労者表彰を受賞した 小山 直久さん 学校法人山王学園理事長 73歳
日々学びを続ける勉強家
○…私立学校教育の振興を目的に、市立学校の教職員や理事長など、他の模範となる特に顕著な功績をあげた教育者に贈られる私立学校教育功労者表彰。湘央地区私立幼稚園協会の会長を4期8年務めるなどの功績が評価された。「園長をはじめ、職員が心を一つに子どもたちのために地道に頑張ってくれているおかげ」と周りへの感謝を忘れない。現状に満足せず、周りから叱咤激励を受けながら、園を良くするために常に改善点を見つけようと努める。
○…東京生まれ、横浜育ち。聖光学院から慶応大学へ進み、野村證券へ。7年ほど勤めあげた後、妻の父親が経営する会社へ入り、1997年に正式に山王幼稚園に。現在は理事長として職員の採用も担当している。「自分も子どもだったことを忘れ、子どもはうるさくて苦手と思っていた」と振り返る。金融界から一転、利益追求とは反対の幼児教育に身を置くうちに、「子どもは無限の力を持つ宝と思うようになった」と話す。
○…趣味は読書や美味しいものを食べること。いろいろな事を考えるのも好きで、最近は神の存在について考えることが多い。仕事以外の物事を考えることで、気分転換になるという。読書を通じて様々な考え方を知り、自分の考えをまとめるなど、日々学びを続ける勉強家。
○…幼児期を子どもの基礎を培う期間と考え、将来立派に、世の中の役に立つ人物に育ってほしいとの思いを職員と共有する。園児と職員の絆が強いことで知られ、「子どもたちには努力が報われ、やれば出来ることを学んでもらう。保護者からは我が子の成長を感謝され、職員も人に喜ばれる体験がやりがいになっている。今後も我々の信じる教育を続けていく」と力強く語る。
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