能登半島地震の被災地、石川県珠洲市に、愛甲石田で紙芝居師として活動する中田こまりさんらが2月28日から3月2日まで慰問に訪れた。フリーアナウンサーの下間都代子さんが自身の番組でボランティア同行者を呼び掛けたことをきっかけに集まったメンバーで、ヨガトレーナーの渡邉有優美さんなど北海道から、東京、大阪など全国から総勢14人が参加した。中田さんもその一人。「ずっと能登に行きたかったが機会を持てずにいた。今しかない」と手を挙げたという。
一行は、宝立第1団地集会所と蛸島第4団地集会所を訪問。中田さんは、自身が制作した干支の物語「十二支だぁれだ?」を上演。ユーモラスな物語に、集まった住民からは大きな笑い声が上がった。また、下間さんと渡邉さんが「1分ボイトレ体操」を行い、体を動かしながら発声することで、参加者の緊張をほぐした。
中田さんは紙芝居のほか足踏み整体も行い、参加者からは「気持ちよかった」と笑顔がこぼれた。慰問の合間には、お菓子を囲んで座談会も開催した。
珠洲市では、地震から1年以上が経過した今も、倒壊した家屋や津波の爪痕が色濃く残る。仮設住宅では、静かに暮らす住民の姿が多かったという。「最初は声をかけるのをためらったが、思い切って呼び掛けたら、多くの人が集まってくれた。皆さんの笑顔を見て、本当に来てよかった」と中田さん。「今後は、外から何かを提供するだけでなく、現地の人に何かをしてもらい、こちらがお金を落とすといった支援の形も考えていきたい」と話す。今回の活動では、地元の住民からカンパも寄せられた。「温かい気持ちに感謝し、また珠洲を訪れたい」と語った。
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