石田小学校おやじの会「ポパイ倶楽部」代表として、地域の子育てに尽力する 岸 圭介さん 東成瀬在住 53歳
子どもの笑顔 原動力に
○…「子どもたちによりよい体験の場を提供したい」。2000年に設立された石田小学校おやじの会「ポパイ倶楽部」の代表を、現在務めている。新聞紙ドーム作りや花火大会など、親子で楽しめる催しをこれまで多数企画。「父親が楽しく準備している姿を見せると、子どもたちは自主的に手伝ってくれる」。子育ての話になると、自然と表情がほころぶ。
○…東京都目黒区生まれ。アトピーに悩まされたことから食への関心を深め、大学卒業後は自給自足をめざして埼玉県日高市へ。昼間は畑仕事、夜は塾講師という生活を5年続けた後、2002年に伊勢原へ移住し、学習塾を起業した。ポパイ倶楽部の代表を引き受けたのは、息子が小学5年生になった2006年。仕事量の多さから敬遠されがちなPTA活動の現状に危機感を抱いていた時のことだった。「義務にしてしまうと新しいアイデアも入ってこないし、楽しくない。やりたいことをやれる人がやれる規模でいい」。役割を細分化し、担当リーダーの思う通りに任せることで、活動を継続的に活発化させる仕組みを作り上げた。
○…昨年4月、東成瀬自治会会長に就任。趣味の音楽を活かし、石田長寿会のバンドではベースを担当する。祭で歌声を披露することもあり、「最近はBʻzのウルトラソウルを覚えたよ」とにっこり。若者に人気の音楽グループの曲にも意欲的に挑戦している。
○…ポパイ倶楽部ではフジテレビの人気企画「逃走中」を再現したイベントも10月に開催。「楽しそうな子を見ると嬉しくなる」。よりよい子育て環境の整備へ、課題はPTAと自治会の連携だ。実施地域が減りつつあるラジオ体操など、PTAが抱えきれなくなった催しを自治会と協力して行うため、橋渡し役を担う。「いい思い出を作れたら地元に愛着がわく。地域で守りながら育てたい」。子どもの笑顔を原動力に、ユニークな企画を打ち出していく。
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