山の木々も色づき始め、多くの観光客が訪れる大山。観光客を迎える大山こま参道で11月1日、長野県の信州大学が開発に取り組む歩行支援ロボットの実証実験が、市や市商工会らと連携して行われた。
「さがみロボット産業特区」のひとつに指定される伊勢原市は、高齢化が進む中で観光分野でのロボット活用をめざして、生活支援ロボットの研究・開発に取り組む信州大学と連携。この取り組みは、同特区の支援事業にもなっている。
同大繊維学部の開発するロボティックウェア「クララ」は、高齢者などの生活支援を目的に10年前から開発が始まった。衣服の上から装着し、足や腰などの動きをサポートする。
実証実験には60歳以上の男女2人が参加。飲食店や土産物屋が並び、ケーブル駅まで362段の階段がある「大山こま参道」や、大山阿夫利神社下社前の石段などを「クララ」3号機を装着してモニタリング。商工会工業会会長で実験に参加した上原勇司さんは「危ないところもなく楽に登れた」とコメント。同大の橋本稔教授は「今後は屋外対策も必要。次は下りのアシストを進めたい」と話した。
「クララ」は現在4号機。5号機の開発を進め、同大発のベンチャー企業アシストモーション(株)により、19年の製品化をめざす。
経済サミット
また同日夜には伊勢原シティプラザで「第5回いせはらまちづくり経済サミット」が開催された。先に実証実験が行われた「クララ」をテーマに橋本教授による講演が行われ、市内経済人との交流が行われた。
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