第35回全国小学生陸上競技交流大会が、8月9日、10日に横浜市の日産スタジアムで開催され、コンバインドA(80mハードル+走高跳)種目に神奈川県代表で出場した、大田小学校6年の大渕龍之介さん(Happiness AC所属)が準優勝に輝いた。
小学生5・6年生を対象に、陸上競技の基本技術の習得や、基礎体力の養成などを目的に開催されている同大会。大渕さんは7月に開かれた神奈川県予選会で、80mハードル、走高跳ともに自己ベストを更新して優勝。全国大会への切符を手にした。
全国大会で優勝することを目標に練習を積んできたという大渕さん。憧れの全国大会でも、県予選で更新した両種目の自己ベストをさらに更新。はじめに行われた80mハードルでは1位になったが、走高跳で3cm及ばず、2位となった。「トラックがしっかりしていて、走りやすかった。優勝を狙っていたので2位は残念だけれど、自己ベストが出たので納得している」と話した。
陸上歴1年半
大渕さんが陸上を始めたのは昨年の4月。元々走るのが好きで、周りより走るのが速かったこともあり、両親のすすめで、秦野カルチャーパークを拠点に活動する陸上のクラブチーム・Happiness AC(古藤涼平代表)に入会した。「はじめは何となく始めたけれど、良いタイムや記録が出ると嬉しいし、楽しくなった」とすぐに陸上に魅了された。現在、週に3日、同パークに通って3時間ほど仲間とともに練習に励んでいる。
古藤代表によると、大渕さんは当初、体の使い方など走り方に粗さがあったが、持ち前の身体能力の高さには目を見張るものがあったという。「物覚えが良く、まだまだ伸びると思う。将来が楽しみ」と太鼓判を押す。
中学生になっても陸上を続けるという大渕さん。「中学に行っても大きな大会で活躍できるようになりたい」と意気込みを話した。
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