ものづくり産業の発展に貢献している企業を顕彰する、2019年度神奈川県優良工場表彰の受賞工場がこのほど発表され、市内上粕屋の株式会社磯崎絞製作所(磯崎直平代表取締役社長)が受賞した。
優良工場表彰は、県内に立地し、製造業を営む中小企業の工場のうち、経営成績、作業環境、生産技術などが特に優れ、労働災害や公害の発生防止、環境関連手続の遵守などに取り組んでいる工場を県が表彰するもの。今年度は県内の15工場が受賞。1958年度に表彰制度が制定されて以来、今年度までに748工場が受賞している。
磯崎絞製作所は、1964年に創業。金属を伸ばして成形する「ヘラ絞加工」を専門に行っている。現在、社員の平均年齢は40歳前半。
同社は「品物が営業マン」をポリシーに掲げ、営業担当者を置かず、口コミで幅広い業種から信頼を集め、業績を伸ばしてきた。現在は、航空部品、鉄道部品、厨房部品、貴金属製品と扱う製品は、日用品からロケットまで多岐にわたる。昨年は県が認定する「神奈川がんばる企業2019」にも選ばれている。
1月14日には、優良工場表彰の表彰式が神奈川県庁で行われ、黒岩祐治知事から磯崎社長に表彰状が手渡された。磯崎社長は本紙の取材に、「県が認めてくれた表彰なので、うれしく思います。気を引き締めて、社員みんなが一丸となって、結束力をさらに高めていけたら。次世代のものづくりに向けて、さまざまなことに挑戦をしていきたい」と話した。
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