伊勢原市や神奈川県、信州大学などが2月22日、大山のこま参道を訪れた人を対象に、歩行を支えるロボットの実証実験を実施した。
市は「さがみロボット産業特区」の構成自治体として、ロボット産業推進事業に取り組んでいる。2017年から高齢者を対象とした負担軽減効果の検証実験を実施し、3回目。今回は観光客らに実際にロボットを体験してもらい、アンケート調査で満足度などを調べる狙いがある。
ロボットは、同大学繊維学部特任教授の橋本稔氏(67)が代表取締役を務める、AssistMotion(株)が開発した「生活動作支援ロボティックウェアcurara」。重さは約4kgで前回実験時よりも軽量化され、3時間の充電で約1時間稼働するバッテリーを搭載。同社では今年からモニターとして貸し出しを開始し、来年の製品化をめざしている。
この日は、男女4人がロボットを体験。座間市から訪れた68歳の男性は「アシストしてくれて、バネがついたように足が軽くなった」と感想を話していた。
実験は3月3日(火)、7日(土)、9日(月)、13日(金)にも行われる。問合せは市商工観光課【電話】0463・94・4732へ。
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