伊勢原市青少年相談室補導員連絡協議会の会長を務める 影浦 寿満子さん 沼目在住 68歳
子どもたちのために
○…青少年の非行防止を目的に、警察などと連携し、駅での啓発活動や市内の見回り活動などを行う伊勢原市青少年相談室補導員。連絡協議会は学校関係者や青少年指導員など現在27人の補導員で組織される。昨年度まで10年ほど協議会の副会長を務め、前会長の勇退を機に新会長に就任した。「コロナ禍で啓発や見回りなど活動が思うようにできていない。子どもたちに会う機会が減り、どうしているか心配」と話す。
○…伊勢原市出身。一人っ子で大切に育てられたが、両親が事業で多忙だったため、食事など一緒に過ごす時間が少なく「皆で楽しみたい、誰かのために何かしたい」という思いが強かった。「今思えば欲しいものは何でも与えられて、恵まれていたと思う。ただ何か欠けていた。もっと親の愛が欲しかったんだと思う。今の子どもたちと一緒かもしれない」。専門学校を卒業後、都内でサービス業や営業職に従事し26歳で結婚。3人の子どもに恵まれた。
○…地域と関わりを深くしたのは長男が小学校5年生の時。子ども会の役員を引き受けたのを機に、市子連の役員や自治会活動などに携わった。その活動が目に留まり、推薦され34歳で青少年指導員に。その経験をもとに補導員として活動をはじめ、今年で25年目。「子どもたちに少しでも協力できればという思いで続けている。やんちゃだった子が家族を持った報告をしてくれたりすると嬉しい」と微笑む。
○…「今はボランティアが趣味みたいなもの」。補導員のほか伊勢原ジュニアリーダーズクラブの相談役代表や、いせはら芸術花火大会実行委員会の副委員長も務める。「生まれ育った伊勢原を明るく楽しい市にしたい」。その想いを胸に活動を続ける。
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