放課後子ども教室・いせはら未来っ子クラブの「さくらだい教室」が10月29日、桜台小学校内に新たに開設された。子どもたちの放課後の居場所づくりや地域交流などが目的で、同教室は市内小学校で7カ所目。
児童の安全・安心な居場所として、地域住民の協力を得て行っている同教室。地域と一体となった環境で他学年の児童と交流できることが特徴で、元教員やスポーツ団体の会員など「活動サポーター」と呼ばれるボランティアらが、英語や漢字の学習などのほかバドミントンや卓球、工作や科学ショーなどさまざまなプログラムを行っている。
「伊勢原の将来を背負って立つ子どもたちのための場所」という思いを込めて命名された未来っ子クラブ。市内全10校の小学校での開設をめざして、2013年度に伊勢原小学校区の児童を対象にした「いせはら教室」が開校。その後「いしだ教室」、「たけぞの教室」、「なるせ教室」、「ひびた教室」、「おおやま教室」を順次開設してきた。
市青少年課の担当者によると、開設にあたり今年6月末に同校に児童を通わせている保護者対象にアンケートを実施。開設を望む声が多かったことから今回の開設に至ったという。市では今後、毎年1校ずつ教室を増やしていく予定。
放課後こども教室は、全校生徒が対象で、無料で参加できる。今年度放課後子ども教室には、さくらだい教室も含め600人を超える児童が登録しているという。市が策定したプログラムを通してさまざまな体験ができる活動の場で、地域交流と学習支援を目的にしている。一方、児童コミュニティクラブ(学童保育)は、放課後に保護者が児童の育成をすることができないときに、安全に生活できる場として小学校の教室や児童館などで遊びを通じた生活指導を行っているもので、共働き家庭などの支援が目的になっている。
コロナ対策を講じて実施
開所日となったこの日は、同校の児童約40人が参加。新型コロナウイルス感染症の感染対策として3密を避けるため、2グループに分け、体育館で実施。児童は間隔を空けて並び、マジックショーなどのプログラムを楽しんだ。同課担当者は「コロナ禍で不自由もあるが、子どもたちのために今できることをやっていきたい」と話す。
さくらだい教室は、給食がある木曜日の放課後から午後4時半まで開設する。
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