第28回木原記念こども科学賞の小学校高学年部門で、成瀬小学校5年の大角健くんが最優秀賞を受賞した。これは県内の小中学生から生き物についての観察や調査、実験などをまとめた作品を募集するもので、今年度は164点の応募があった。
公益財団法人木原記念横浜生命科学振興財団主催の同賞。次代を担う子どもたちが、身近な自然(動植物)に親しみ、自ら疑問や課題を解決していくための観察、調査、実験などの活動を奨励することで、 将来の科学者としての芽を育むことを目的としたもの。
大角くんは「二ホンアマガエルのはんしょく計画と飼育実験2020」と題し、A3の画用紙63枚にもわたってアマガエルの産卵から成長までの飼育を写真やイラストを交えてまとめた。
アマガエルの観察は5年前に風船のようにお腹が膨れてしまったアマガエルのオタマジャクシを田んぼで捕まえ「なんとか治してあげたい」と看病したのがきっかけ。そのオタマジャクシを「プーちゃん」と名付けて飼育。成長してカエルになったことから、子どもを見たいと思うようになり、3年生の夏休みの自由研究から観察記録をはじめた。昨年は全国学芸サイエンスコンクールに応募し、入選している。
自宅の庭に田んぼを作りカエルを飼育する大角くん。多い時は60匹ほど飼育していたこともあるという。現在は屋外と室内で飼育し観察を続けている。「カエルの可愛さ、賢さをみんなに知ってもらいたかったので受賞できてうれしい、去年亡くなったプーちゃんに報告したい」とし、将来は「カエルの保護や生き物に関わる仕事に就きたい」と笑顔で答えた。
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