伊勢原市音楽家協会の事務局長をつとめる 秋山 俊介さん 東大竹在住 38歳
音楽の魅力伝えたい
○…「堅実なクラシックを届ける―」。伊勢原市音楽家協会の自主コンサートを9月18日(月・祝)に市民文化会館小ホールで開催する。自身もトランペット奏者として出演し、事務局長として「企画内容が聴衆に合っているか」など、皆に楽しんでもらうために裏方としても準備を進めた。「聞き馴染みのある曲も演奏する。学生も楽しめるのでは」。
○…生まれも育ちも伊勢原。幼少期から、母親が弾くピアノや、音響の仕事をしていた父親の職場で音楽に触れて育つ。中沢中で吹奏楽部に入り、トランペットを担当したのが音楽家活動の原点に。「最後に残った楽器だった」と笑う。向上高校でも吹奏楽部に入部。1音1音に魂を込める先輩の音楽と向き合う姿に感銘を受け、基礎の大切さを改めて痛感。プロを志す姿が、自身の音楽家への後押しになり、昭和音楽大学へ。中・高生の指導を引き受けると、生徒が上達し、音楽を楽しむ姿に指導者としてのやりがいを感じた。
○…大学卒業後、音楽家として活動しながら、アルバイトや会社員も経験。パソコンを自作するほど子どもの頃から機械に触れることが好きで、中学の時からコンサートの録音を担当していたことから、「好きなことは全て仕事にする」と2年前に会社を設立。音楽マネジメントのほか古物商、パソコンサポート、メディア制作など多岐にわたる事業を手掛ける。
○…「元々あがり症で、サポート役が好き」。会社員時代に物事を円滑に進めるための仕組みづくりの楽しさを学んだことで、演者と支える側のそれぞれの重要性が分かる。「裏方は自己犠牲ではなく、自分を高められる仕事」。演者とサポート役のどちらもできるオールラウンダーを目指し活動していく。
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