BigbangやK-1グループで活躍、初代Bigbangスーパー・ライト級王者やWKA&WBKF世界スーパー・ライト級など四冠に輝いた谷山俊樹選手(谷山ジム・谷山歳於会長)が引退会見を行い、2025年3月9日(日)に後楽園ホール(東京)で開催される「Bigbang51」からプロデューサーに就任することが発表された。
谷山選手は大学1年生で全日本学生チャンピオンになり、その後プロデビュー。47戦を戦い、対戦成績は34勝(11KO)11敗2分。谷山選手は「多くの団体、会場で試合をさせていただき、感謝の気持ちでいっぱい。16年間、多くの方の応援とスポンサーのおかげで、選手一本で戦い、プロアスリートとして長年過ごすことができた」とし、「谷山会長のおかげで気持ちもフィジカルも強くなれた。今後は自分が支えていく」と力強く語った。
引退理由について谷山選手は、「現役中は公表を控えていたが、眼窩底骨折による両目のチタン埋め込み手術を受けていた」と語り、同様の衝撃を受けるとチタンが脳に刺さり、死に至る可能性もあると医師から告げられていたという。スパーリングで目にパンチが入ると涙が止まらなくなることもあるなど、「この数年間は試合をするのが厳しいと感じていた」と谷山選手。
これまでの戦いで印象深かったのは2010年5月のK-1WORLDMAX63kg日本トーナメント一回戦。卜部弘嵩選手との戦いで延長戦の末、勝利したことが「格闘家一本で進むきっかけとなった」。さらにプロ14戦目で初のKO負けを喫し、眼窩底骨折を負わされた尾崎圭司選手との再戦となった初代Bigbangスーパー・ライト級王座決定戦での勝利には、「人生で唯一、リング上で涙を流した試合」と振り返った。
谷山選手は今後について「主戦場として戦ってきたBigbangをさらに盛り上げていくことに命を懸けていく」とし「若い選手たちにとって夢舞台、命を懸けてチャンピオンになりたいと思えるような、強くて影響力のあるチャンピオンがいる強い団体にしていきたい」と述べた。
12月1日(日)に横浜武道館で開催される『Super Bigbang2024』で谷山選手の引退セレモニーを予定。
10月27日(日)の午前10時30分から午後3時まで「Bigbangアマチュア大会」が同ジム(下糟屋」で開催される。入場料1000円。詳細は同ジム【電話】0463・93・9664へ。
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