市内に映画やドラマなどの撮影を誘致するための取組み「綾瀬ロケーションサービス」と市商工会が先月24日、市役所で中間報告会とロケ弁の試作弁当の試食会を行った。報告会には行政、警察、病院、バス会社など様々な協力機関・団体・企業関係者も出席。実績をPRして一層の理解と協力を求め、今後の活動拡大につなげていく。
綾瀬ロケーションサービスは、市と市民有志が結成した「あやせ市ブタッコリ〜ロケ隊(ブタロケ隊)」とで構成される官民一体の組織。映像の力でまちを活性化させるため、今年4月に立ち上がった。
発足から半年、ドラマ・映画・CM・バラエティなど制作会社から寄せられた問合せは101件。うち18件が決まり、「エイトレンジャー2」や「ルーズヴェルト・ゲーム」などの撮影実績を残している。
報告会には、当初からアドバイザーとして関わっている(株)地域活性プランニング代表の藤崎慎一氏が講師に招かれた。情報番組で取り上げられた時間を広告効果に換算すると2億円ともいわれる成田のPRに一役買った「空援隊」や、ロケ活動を通じて一躍名物になった「豊橋カレーうどん」など他の成功事例を交えながら、綾瀬の現状報告と今後の展開を説明した。
「綾瀬は、官と民の連携の良さが特徴。これは大きな強みになる」と分析する藤崎氏。市商工振興も「藤崎さんの話によると、半年でこの実績はすごいとのこと。今はちょっとした場面ばかりだけど、いずれは主要な場面やオール綾瀬ロケが実現できれば」と今後に期待を寄せる。
地場の魅力詰まった試作弁当を試食
また、報告会後にはブタロケ隊グルメ部会がロケ弁として開発を続けてきた「綾瀬弁当」の試作弁当試食も行われた。地場の食材を使い、味・ボリューム・値段・健康面などを考慮し市内の飲食店などが考案した4種類の弁当だ。
「ロケ弁も、撮影誘致や地場の魅力発信には欠かせないツール。今回頂いた感想や意見を反映させ、今後の開発に活かしたい」と市商工振興課は話した。
![]() 試作段階の「綾瀬弁当」
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