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綾瀬 人物風土記

公開日:2015.07.24

綾瀬青年会議所(JC)のメイン事業「ネイチャーシップ2015」を実施する綾瀬CRC実行委員会委員長の
笠間 裕三さん
寺尾釜田在住 36歳

溢れるアイデアと行動力

 ○…綾瀬CRC実行委員会は、緑化フェアで行った「キャンドルナイト」や、メイン事業「ネイチャーシップ」などを実施するJCの一部門。今年は「家族でサマーキャンプ in 長峰の森」と題し、1泊2日のキャンプを実施する。実行委員長としてこだわったのは、森での開催。「森林浴って気持ちいいじゃないですか。普段できない森での作業体験を通して、綾瀬にもこんないい場所があるんだよと伝えたかった」と郷土への愛着を滲ませる。

 ○…キャンプの日程は8月8日と9日。今は本業の仕事をしながら、迫る開催の準備に忙しく走り回る。今回の特徴の1つ、森の巨大ウォータースライダーも「バッチリです」と自信の表情。メンバーで話し合いをしていると新しいアイデアが湧き、今はビデオ上映を野外での映写会に変える調整も行っている。「やるからには自分もスタッフもボランティアも参加者も、全員が楽しめるものにしなきゃ」と笑顔を見せる。

 ○…寺尾釜田で生まれ育つ。現在は綾北電業社の2代目社長を務める2児の父。音楽好きが高じて工業高校を中退し、その身一つでアメリカに渡り音楽関係の仕事を探しに行ったという話は、持ち前の行動力を伺わせるエピソードだ。毎年行っていた音楽フェスは最近忙しくて行けていないが、「キャンプでは、フェスのやり方を参考にした部分もある。面白いと思うんだよね」。趣味を実務に活かす発想は「さすが」の一言。

 ○…「綾瀬で新しいイベントを作りたくてJCに入ったら、それは商工会青年部だよって言われた」と笑う。構想はずっと頭の中にあるようで、外のイベント等に足を運ぶなど勉強を欠かさない。自ら手を挙げた日本青年会議所の委員も、「各地の先進事例が見れる」と目を輝かせる。「今回のイベントが、町興しの一助になれば。スタッフや参加家族から、『良かった』と言ってもらえるものにしたい」と意気込みを語る。

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