「先見の明」に集まる注目
監視カメラや入退場管理システム等「セキュリティ」の一括管理システム開発などを行う(株)ネエチア(大上1の7の38/中村真一郎代表取締役社長)が、意図的な異物混入を防ぐ取組み「フードディフェンス」で、食品業界から注目を集めている。理由は同社が他社に先駆け導入した「虹彩認証システム」。同業種でも取り扱っている会社は少なく、ネエチアでは昨年に比べ問合せ件数が激増している。
「虹彩認証」は、指紋・顔・静脈認証と同様「生体認証システム」に分類される。事前に登録した人の「虹彩」を識別し、入退室を管理するものだ。
同社担当の小山尚祐さんによると、最も多く採用されているのは暗証番号を押すテンキーと、カードキー。生体では指紋認証が最も多く、虹彩認証は最近認知され始めた技術なため「国内に製造会社はなく、取扱う会社も少ない」という。
ネエチアがこの技術に着目したのは、3年ほど前。「衛生面、利便性、セキュリティ性ともに既存の物より優れているのでは」と導入したのが始まりだった。
その後、取引のある企業に提案を続けていたが、大きく需要は伸びなかった。しかし昨今、食品への異物混入に対する各社の危機対策が活発になり、昨年頭くらいから問合せが急増。成約件数も倍近く伸びている。
虹彩の利点は高いセキュリティ性と衛生面。既存システムで一番多いテンキーやカードキーはこれらに触れる必要があるうえ、番号やカードを第3者に入手されるリスクがある。また、カードを入れるポケットに故意に異物を隠し持たれる可能性も拭い切れない。
同じ生体認証である顔・指紋・静脈認証は、手袋やマスク、ゴーグルなどを一度外す必要があるため体のどこかに触れなければならず、洗浄の手間がかかる。ゴーグルを付けたままでも認識可能な虹彩は、何かに触れることなく入退室できる点が他の生体認証システムと異なる。
「警備会社などからの相談も受けますが、やはり一番多いのは食品会社。各社危機感を持って取り組もうとしていると実感します」と、小山さん。虹彩認証の需要の高まりを機に、今後は同社の強みであるセキュリティの一括監視システムも合わせ提案していく構えだ。
1972年創業のネエチアは、監視カメラや入退場システムなどをパソコンで一括管理するシステムを開発し、クライアントのシステム構築から機器販売、設置工事、メンテナンスまで一貫して行っている。北海道から九州まで全国での取引実績があり、大手食品会社や物流倉庫、金融機関など多業種で導入されている。
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