綾瀬市災害時ボランティア活動連絡会(災ボ連)が9月13日、市文化センターで「災害救援ボランティアセンター運営訓練」を実施した。連絡会を構成する、あやせ災害ボランティアネットワーク、市社協、市赤十字奉仕団、市ボランティア連絡会に地区社協の会員も加わり、30人が参加した。
同センターは震災など大規模災害時に、外部から物資やボランティアを受入れる窓口。4団体が構成する災ボ連が災害対策本部からの要請で設置する。
これまでの拠点だった市福祉会館閉館と文化センターへの移行に伴い、災ボ連は今年1月に運営マニュアルを策定した。当日はこれを元にボランティア受付窓口や本部、機材貸出・返却窓口などを設置し、受付からボランティア派遣までの一連の流れを確認した。
今回は災害救援ボランティアセンターのことを知ってもらい、共に勉強するため地区社協が初めて参加している。災害時、地域のニーズをいち早く把握できる地区社協を、本部からの受入れ窓口にする「サテライト構想」実現に向けての取組みだという。
「最近では全国各地で様々な、想定を超える自然災害が起きている。いざという時のため、地域との連携は必ず必要になる」と関係者は話した。
防災・減災の備え改めて確認を
市では災害に備えるための発行物や情報発信ツールなど、防災・減災のための様々な取組みを行っている。主なものに、市防災対策課が配布する防災マップの地震編・水害編、土砂災害ハザードマップ、防災対策総合ガイドなどがある。
これらは危険箇所や避難所の確認などができるほか、備蓄品や防災知識についても触れている。特に総合ガイドは、防災の基礎がまとめられている。また、市ホームページの「防災気象情報サイト」では、市内のピンポイント天気や警報、注意報などを確認できる。
そのほか市市民協働課の「安全・安心メール」でも防災に関する情報発信が行われており、登録しておけば地震・気象・土砂災害情報、避難勧告・指示、避難所開設情報などを受け取ることができる。
![]() 市が配布する防災関連の冊子等
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