重い心臓病を患った迫原大輝君(さこはらだいき、1歳、大和市在住)のアメリカでの心臓移植を支援する「だいちゃんを救う会」が1月に発足した。協力に(一社)大和青年会議所。募金活動の輪が、県央地域から全国へ広がっている。
2014年11月生まれの大輝君は15年7月、突然重度の心不全に陥った。幸いに一命はとりとめたものの、9月に再び心不全を起こし、元気な姿に戻るためには心臓移植の他に道がないと診断される。病名は「拡張型心筋症」。心臓の筋肉の細胞が動かない細胞に置き換わっていくという難病だ。現在、東大医学部付属病院に入院し、小児用補助人工心臓で命を繋ぎながら、心臓移植の待機をしている。国内で移植を受けられる可能性は極めて低いため、大輝君の両親はより可能性の高いアメリカでの心臓移植を希望。友人らが救う会を立ち上げ、両親と共に募金活動を始めた。
共同代表の石井浩一さん(41)は「コロンビア大学での治療費、医療専用飛行機代等で3億2千万円が目標。皆様のご支援お願いします。会の説明をさせていただける場の情報もお寄せ下さい」と訴える。活動の詳細はhttp://dai-chan-sukuu.com)に掲載。(問)【電話】070・3114・1423。