「活力と魅力に満ちた綾瀬」を創造するために 寄稿 【1】都市の活力と魅力を考える 古塩 政由
この度の熊本地震で被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
人口減少社会への対応
綾瀬市では近年、自然増・社会増とも縮小しており、今後は人口減少に転じます。この人口減少は少子高齢化の進展だけでなく、地域の経済や社会に大きな影響を及ぼします。活力と魅力を高めることによって、人口減少を最小限にすることが求められています。
都市の活力を高める
活力ある持続可能な都市として綾瀬が存続するためには、都市機能を強化することが不可欠だと考えます。その原動力となるのが平成29年度末の開設を目指す「(仮称)綾瀬スマートインターチェンジ」です。
鉄道駅がない綾瀬にとって、インターの開設は全国に向けて「ひと」や「もの」が行き来する玄関口になります。東名高速の綾瀬バス停に、バス利用者の駐車場を確保(パーク&バスライド)することによって、綾瀬バス停から東京駅まで1時間以内で行くことが可能です。
また、流通機能が格段に向上することで企業にとって綾瀬が一層魅力ある地域となり、企業誘致の有利性が高まります。企業の受け皿となる一団の土地を確保するために新市街地を整備する必要があります。
当然、インター周辺の地域では生活環境を悪化させないよう、車の規制等の対策も重要だと考えています。
都市の魅力を高める
綾瀬の魅力の一つは、緑豊かな田園風景。特に綾瀬の原風景が残っている目久尻川流域など、綾瀬らしい都市景観を保全していくことが必要です。景観の保全と併せて、資源物置き場等の適正管理を行う条例も求められてきます。
また、都市公園をバラや桜などの花の公園、健康づくり公園など、誰もが訪れ親しめる、地域にあった特色ある公園として整備することで綾瀬の魅力が高まると思います。
安全安心も都市の魅力を高めます。いざという時に住民が適切に行動できる、地域に根差した緻密な防災対策を展開していく必要があります。
古塩政由
神奈川県綾瀬市吉岡東4-12-37
TEL:0467-39-6991
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