元市議会議員の笠間信一郎氏(67)=写真=が、任期満了に伴い7月10日に投開票を予定している綾瀬市長選挙に出馬する意向を、本紙に対し明らかにした。
取材に対し笠間氏は、全国平均を割る綾瀬の全国学力調査結果を引き合いに出し、「綾瀬の教育レベルの低迷で一番かわいそうなのは子どもたち」と話す。また、現市政に対しても「いいところがない。無策だ」と批判し、行政改革の必要性を主張している。
政策としては中学修了までの医療費無料化を地域最高レベルにする子育て対策や、廉価福祉タクシーサービス構築など高齢者対策、企業組合設立など災害対策を見すえた「まちづくり」、小中・中高一貫校導入など「ひとづくり」、インター活用による「財力づくり」の3つを掲げている。
笠間市は2007年に市議会議員選挙に出馬し、初当選している。11年に2期目の再選を果たしたが翌年、「無投票にはさせない」という思いから前回市長選に出馬し、失職している。現在は農業と不動産賃貸業を営むエスケイケイ(株)の代表取締役を務めている。