綾瀬高校陸上部の高松竜司さん(3年)と、城山中3年の内藤大貴さん(海老名リトルシニア所属)が、夏の全国大会にそれぞれ出場する。高松さんは円盤投げで南関東大会を1位で通過し、インターハイへ。内藤さんは中学硬式野球「海老名リトルシニア」のレギュラーとして関東大会ベスト8入りを果たし、全国への切符をつかんだ。
新人戦の雪辱果たす
昨秋の新人戦関東大会で、4位という結果に終わった高松さん。同じ県内の選手に敗れ表彰台を逃した悔しさを胸に、オフシーズンの練習に臨んでいた。
冬の間は練習量を増やし、ウエイトトレーニングなど筋力増強と足腰鍛錬に主軸を置いた。体を安定させ回転速度を上げることで飛距離を伸ばすための練習だったが、平均飛距離は伸びたものの試合結果になかなか結びつかずにいた。
特訓の成果が花開いたのは、5月に行われた県大会決勝の5投目。43m92の自己ベストで優勝を果たし、続く南関東大会でもベストに迫る43m85の記録で1位を獲得。全国出場を決めた。
今はさらに飛距離を伸ばすため、フォームの基礎固めを行っている高松さん。「最後まで集中力を切らさず、全国でも結果を出したい」と、意気込みを語る。
インターハイ陸上競技大会は7月29日から岡山県で開催され、円盤投げは8月2日に実施される。
苦渋の決断でレギュラー復帰
内藤さんは海老名リトルの綾瀬在住者で、唯一のレギュラー。7番レフトを務め、ベスト8入りを果たした世田谷西リトルシニア戦では、4回に同点タイムリーを放つ活躍を見せた。
父親の影響で野球を始め、小学生の頃は地元クラブチームに所属していた内藤さん。父の友人だったプロ野球選手に憧れピッチャーとして常にレギュラーを務め、昨年までは同学年のエース格だったという。
しかし昨年、1つ上の代が引退し新チームに移行する際、初めての挫折を味わう。ポジション争いに敗れ、海老名リトルの主力レギュラーから外れてしまった。
「憧れを取るか、ポジションを変えてでもレギュラーにこだわるか」。悩み抜いた末に、守備に転向。苦手だった守備練習に重点を置き、得意のバッティングを伸ばして監督やコーチにアピールを続けた。
努力が実り、春大会でレギュラーの座に復帰した内藤さん。チームとしても4年ぶりの全国出場に、「中学最後の大会。周りの期待に応えられる結果を出したい」と強い気持ちで臨む。
第44回リトルシニア日本選手権大会は、7月末に開催される。
![]() 喜びを語る内藤さん
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