綾瀬ロケーションサービス(LS)と市商工会が1月21日、市役所7階市民展示ホールで市民に向けたシンポジウムを開催した。会場では約3年間のロケ実績や、市内での取り組み、ご当地グルメ「あやせとんすきメンチ」のアレンジ料理などが紹介された。
綾瀬LSは、「ロケとグルメによるまちおこし」のための官民一体の組織。市民有志による「ブタロケ隊」と行政、市商工会らが協力し、ロケの誘致やご当地グルメ開発を行っている。
当日、(株)地域活性プランニングの藤崎慎一代表が講師となり、社会現象になっている「君の名は。」など他の事例を交えながら綾瀬の状況を説明。連続テレビ小説「あまちゃん」で知られる岩手県久慈市から視察が訪れるなど、「成功事例として注目が集まっている」と話した。
発足から今年1月時点までで702件の問合せが寄せられており、決定した撮影は82件。300人を超える芸能人が訪れているほか、広告換算効果は約26億円にのぼっている。
「今、綾瀬は様々なメディアに取り上げられている。これはひとえに撮影隊を温かく受け入れる『オール綾瀬体制』が、映像制作会社から人気を集めているため」と藤崎氏は分析した。
講演後、ロケ部会とグルメ部会によるパネルディスカッションでそれぞれの取り組みを説明したあと、ブタロケ隊のメンバー紹介=写真上=や、エキストラ出演した人の裏話も。綾瀬初のご当地グルメをアレンジした「あやせとんすきメンチバーガー」=写真下=の試食も行われた。
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