神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
綾瀬版 公開:2018年8月24日 エリアトップへ

牧野守幸さん(大上在住) 銀座で初の個展開催 60年の集大成と兄のために

文化

公開:2018年8月24日

  • X
  • LINE
  • hatena
展示作品の一つと牧野さん
展示作品の一つと牧野さん

 大上在住の牧野守幸さん(73)が、銀座第7ビルギャラリー1階(東京都中央区銀座7の10の16)で、初の個展を開催する。入賞作品含め、これまでに描きためた作品から厳選した、約60年の絵画人生の集大成ともいえる展覧会となる。

 個展開催は、東京の兄の病気が一つのきっかけだった。父が60歳の若さで亡くなったため家業の煎餅屋を継ぎ、父親代わりとなってくれた長男が昨夏、ステージ4のがんであることが発覚した。

 「兄に個展を見せたい」という思い、師事するプロ画家・錦織重治さんからの「やるなら画廊が多く集まる銀座がいい」という後押し、自分の年齢、今年の示現会(※)展での準会員推挙など様々な要因が重なり、若い頃からの夢だった銀座での個展に踏み切った。

 幼い頃から絵が好きだったという牧野さん。「授業中にノートに描いては、先生に怒られていた」と思い出を語る。16歳で鉛筆画を始め、18歳から独学で油彩画に。美術雑誌を見て画材を買い揃え、展覧会に足しげく通っては描き方を観察し、見よう見まねで描いていた。

 結婚を機に綾瀬に住み、37歳で市美術協会に入会。54歳で同協会デッサン会部長を務め、この頃から市展などで入賞し始める。2009年から錦織さんの師事を受け、翌年に示現会展初入選を果たすなどの実績を持つ。

 会場には示現会展初入賞の人物画や、今年の同展で準会員推挙を受けた100号の風景画など油彩画35点、デッサン14点を展示。その他、厚紙を使った「手作り甲冑」3領と兜など小物、篆刻など絵画含む60点以上の作品が並ぶ。「趣味はたくさんあったけど最後まで残ったのが絵だった。集大成として成功させたい」と意気込みを語る。

 会期は9月3日(月)から8日(土)の午前10時(初日午後1時)から午後6時(最終日3時)。問合せは牧野さん【携帯電話】090・4459・7799へ。

綾瀬版のトップニュース最新6

名称原案に意見募集

綾瀬市

名称原案に意見募集

スマートIC、名称決定へ

1月24日

綾瀬が話芸のネタに

タウンレポート

綾瀬が話芸のネタに

きょう午後にライブ本番

1月24日

ひと月に約800人来場

高座クリーンセンター

ひと月に約800人来場

地上50m展望室など人気

1月10日

県展示11年ぶり巡回

県展示11年ぶり巡回

かながわの遺跡展『縄文と弥生』

1月10日

個性ある持続可能都市へ

2020(令和2)年新春市長インタビュー

個性ある持続可能都市へ

子どもの教育と多文化共生に意欲

1月1日

産業の拠点新たに

綾瀬市商工会新会館

産業の拠点新たに

笠間会長「原点の結束・連携に回帰を」

1月1日

あっとほーむデスク

  • 1月24日0:00更新

  • 12月13日0:00更新

  • 11月29日0:00更新

綾瀬版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2020年1月24日号

お問い合わせ

外部リンク