市社会福祉協議会が11月5日〜9日と12日〜16日の10日間、高齢者疑似体験「インスタントシニア教室」を相鉄バス綾瀬営業所の運転手約130人に実施した。
同営業所が国交省の定める規定に則り行っている安全教育の一環。バスの停発車時や乗降中の高齢者の転倒などによる怪我を防ぐため、外部講師を招いた。相鉄バスでは高齢者の車内事故は重大な怪我に繋る恐れがあるとして、細心の注意を払っている。
市社協によると同教室はこれまで学生を対象に行っているが、民間企業で、しかも数日にわたり実施したのは初だという。
教室では重りや手袋、ゴーグルを付け、高齢者の動きや視界、会計時の感覚などを体感。運転手らは「わかっているつもりだったが、こんなに大変とは」「今までも気を付けていたが、より優しい運転を心がけようと思った」など感想を述べた。