市が1月17日、綾西小学校で発生したプール水流失事故について、教育長と教育委員会事務局職員、学校職員7人に対し損失額の2分の1の額(54万8765円)の損害賠償請求を行った。
事故は昨年10月10日から29日にかけ、給水栓の閉じ忘れにより発生した。同校のプールは消防水利として通年水を張っているが、修繕の事前調査のため水を抜き、張り直し時に給水栓を閉じ忘れ29日朝の校内巡視時に気付くまで開きっぱなしになっていたという。
県企業庁海老名水道営業所による水道メーター検針の結果、10月の1カ月間で4229立方メートルの水道水を使用していたことが判明。上下水道料金は116万560円となった。
損失額は、貯水予定だった1杯分を排除した109万7530円と算出。2分の1という割合に関しては、マニュアルがないなど管理体制の不備や、他自治体での同様の事案を踏まえ顧問弁護士と相談し判断した。
今後の対応について市は、「操作手順を定め操作時は複数で行うなど再発防止に努める」とした。