市制施行40年 特別短期連載 あやせ名産品会の今 Vol.1 高座豚手造りハム 〜「自然派王家」のこだわり〜
高座豚手造りハムは、県内8人の養豚家が出資し1985年に本店がオープンした。丹精込めて育てた豚肉で作ったハムやソーセージなど、「本物の味」を消費者に届けるのが目的だった。
高座豚のルーツは、イングランド原産の中ヨークシャー種。豚肉の市場規模拡大とともに大型種に取って代わられ一時全滅状態となったが、地元養豚家がイギリスでヨークシャー種を買い付け復活。同社でも、品種改良した独自の豚を扱う農場から豚肉を仕入れている。
豚の育成は餌からこだわり、どれくらいの期間育てられ、いつ出荷され、いつと畜されたかなどを全て管理している。店頭には出荷から最短4日で並び、消費者の目に見えるよう加工日を商品に記載している。
また、ハムやソーセージにも強いこだわりがある。大量生産の場合、タンパク質を添加して1kgの肉から1・2〜1・5倍の製品を作るが、同社ではこれを使わないため、1kgの肉は800gほどの加工品に。ハムはブロック肉をそのまま使うなど、肉の旨みを凝縮する。
そこにあるのは、「安心・安全な本物の味を届けたい」という「自然派王家ブランド」に対する矜持。現在は相模原・藤沢にも店舗を持ち本場ドイツのレシピで加工した地元ブランド豚を提供するだけでなく、学校の社会科見学受け入れや給食への豚肉提供、高齢者施設へのハム・ソーセージ寄贈など、社会貢献活動にも注力している。
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