神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
綾瀬版 公開:2019年9月6日 エリアトップへ

ジャズオーケストラのバンドマスターとして50年にわたり活動している 小川 秀雄さん 寺尾西在住 71歳

公開:2019年9月6日

  • X
  • LINE
  • hatena
小川 秀雄さん

2年に一度、ポコッと

 ○…アポロ11号が月面に着陸した1969年、厚木基地にほど近い相模大塚の焼肉店で、5人の仲間とジャズバンドを結成した。当時21歳、今は71歳だ。「ダンスパーティーのバックバンドからフルバンドをめざしてメンバーを集めた」。1年間、みんなで金を貯めて、記念すべき第1回目の演奏会を厚木で開いた。「それ以来『2年に一度はジャズをきこう』を合言葉に活動してきた。気がついたら50年経っていた」

 ○…子どもの頃は何をやっても続かない「飽きっぽい性格だった」。中学時代、決まった部活にも入らずにいたところ、音楽教師からブラスバンドに誘われた。「一家の大黒柱になる男が飽きっぽくちゃいけない」と、恩師からかけられたこの言葉が少年には金言として響いた。「縦笛が上手いから、と誘われた。あの言葉がなきゃここまで続いてなかった」と、感謝の言葉は尽きない。

 ○…解散せず、同じ拠点で50年活動を続けるバンドはプロアマ、国を問わず、そう多くはない。ただ続くだけではなく、週2回、平日の夜8時から2時間と決まった練習も欠かさず続けている。バンドマスターの在籍50年を筆頭に49年、48年、30年、20年、10年から3年目、仲人を務めた還暦のメンバーも実弟も、そして息子もいる。演奏では低音のバリトンサックスが今の定位置だ。

 ○…バンド名は「MOLE」つまり「モグラ」。「プロみたいにスポットライトを浴びたいバンドじゃない」地域にも貢献できるようにと名付けた。「ポコッと地面に頭を出すのが2年に一度の演奏会」「葬式も交通事故も火事もいろいろあった。ベース抜きでやったこともある」と、話は尽きない。自宅兼練習場で分厚い2冊の青いファイルをめくりながら、50年の軌跡を思い起こしていた。

綾瀬版の人物風土記最新6

永野 貴義さん

高座クリーンセンター環境プラザの施設長として施設の情報発信に力を入れる

永野 貴義さん

46歳

1月10日

引地 純さん

綾瀬青年会議所の第41代理事長に就任した

引地 純さん

落合南在住 39歳

1月1日

渡井 和夫さん

綾瀬市園芸協会の会長として農業振興に取り組む

渡井 和夫さん

上土棚南在住 60歳

12月13日

齋藤 悦子さん

綾西地区でフォークダンスと民謡を教えている

齋藤 悦子さん

綾西在住 76歳

11月29日

太田 淑夫さん

会長として綾西自治会の50周年に立ちあった

太田 淑夫さん

綾西在住 67歳

11月15日

加藤 功さん

吉岡買い物支援ツアーを立ち上げた

加藤 功さん

吉岡在住 74歳

10月18日

あっとほーむデスク

  • 1月24日0:00更新

  • 12月13日0:00更新

  • 11月29日0:00更新

綾瀬版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2020年1月24日号

お問い合わせ

外部リンク