神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
綾瀬版 公開:2019年12月13日 エリアトップへ

綾瀬市園芸協会の会長として農業振興に取り組む 渡井 和夫さん 上土棚南在住 60歳

公開:2019年12月13日

  • X
  • LINE
  • hatena

来年は穏やかな1年に

 ○…年末の12月21日にJAさがみ綾瀬集出荷場で開かれる「年末野菜直売会」を主催する綾瀬市園芸協会の会長を務める。協会には施設栽培と露地栽培の部会に、合わせて31軒の農家が所属。綾瀬市の特産品として人気のブロッコリーやトウモロコシなど、野菜を幅広く生産している。気候変化や9月と10月の台風などで被害を受けた今年1年を「大変な年だった」と振り返る。

 ○…藤沢市と接する上土棚南の専業農家。トマトやキュウリ、ナスをハウス栽培で出荷し、畑ではトウモロコシやブロッコリーのほか根菜や葉菜などを幅広く栽培する。「畑で作るのは直売するぶんと自分たちが食べるものぐらい。直売は父親の頃からやっていて、近所の人には結構人気みたい。この大根とジャガイモはすぐ売れちゃうんだよ」といい、嬉しそうに手渡してくれた。

 ○…バスで綾瀬小、自転車で綾瀬中に通い、中央農業で学んだ。生物を学びたいと考え高校の農場で教員を務め大学をめざしたが、当時、父親が導入したハウス栽培の行方が気になりそのまま就農した。「新しい挑戦だったから、どうしても気になってね。勉強したかったけど、それ以上に温室のことが気になった」。畑の事を教わった父は最後まで畑で草をとり、3年前に他界した。

 ○…農作業の合間を見て釣りに出かける。ウナギやヘラブナ、スズキやカサゴを求め川や堤防をそぞろ歩く。今は人生3度目のハトの飼育に力を入れ「稚内のハトレースに出るのが夢」。息子2人と娘がいるものの今のところ後継者はいない。「ハウスの撤去費用を貯めておかないと」と、少し寂しげでもある。農業は「作物の顔色を毎日うかがう」ところに真髄がある。来年は「穏やかな年になってほしい」

綾瀬版の人物風土記最新6

永野 貴義さん

高座クリーンセンター環境プラザの施設長として施設の情報発信に力を入れる

永野 貴義さん

46歳

1月10日

引地 純さん

綾瀬青年会議所の第41代理事長に就任した

引地 純さん

落合南在住 39歳

1月1日

渡井 和夫さん

綾瀬市園芸協会の会長として農業振興に取り組む

渡井 和夫さん

上土棚南在住 60歳

12月13日

齋藤 悦子さん

綾西地区でフォークダンスと民謡を教えている

齋藤 悦子さん

綾西在住 76歳

11月29日

太田 淑夫さん

会長として綾西自治会の50周年に立ちあった

太田 淑夫さん

綾西在住 67歳

11月15日

加藤 功さん

吉岡買い物支援ツアーを立ち上げた

加藤 功さん

吉岡在住 74歳

10月18日

あっとほーむデスク

  • 1月24日0:00更新

  • 12月13日0:00更新

  • 11月29日0:00更新

綾瀬版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2020年1月24日号

お問い合わせ

外部リンク