不育症・不妊症 治療費助成を開始 5月1日受診分から
綾瀬市では5月1日の受診分から、不育症治療と一般不妊治療の治療費助成を開始した。
不育症は治療費や検査料の保険診療対象外の自己負担分の2分の1(上限30万円)、不妊症は一般不妊治療費や検査料の自己負担の2分の1(年度ごとに上限5万円、2年間まで)助成する。
申請は、不育症は治療終了後1年以内、不妊症は1月末までの診療分を3月末日までに、所定の申請書や領収書など必要書類を揃えて保健医療センターに提出。
不育症は、妊娠しても流産や死産を繰り返して子どもを出産できないことをいう。1人目を正常に分娩できても2人目から続けて流産や死産となる事もある。不妊症は一般に2年以上妊娠しないことをいう。
昨年、不育症を乗り越えて第2子を出産した林紀美子さん(上土棚中在住)は助成開始に、「少しでも多くの同じ悩みを抱える人の出産の手助けになればありがたい」と話していた。
6月10日(日)には県内で不育症理解を呼びかける「不育症そだってねっと」主催のセミナーが開かれる。横浜市社会福祉総合センターで午後2時から4時まで。参加費無料。専門医による講演や体験談などを行う。
問合せは保健医療センター【電話】0467・77・1133まで。