ラーメン店「万年青(小園1030の2)」を営む安田守さん(42)=写真=が、ご当地グルメ「あやせブタッコリ〜麺」と「あやせブタッコリ〜餃子」を開発した。市の公認キャラ「ブタッコリ〜」にあやかり豚とブロッコリーを使用したもので、地域活性につなげようというものだ。
開発のきっかけは、常連客から言われた「ブタッコリ〜のラーメンとか作ってみたら」の一言。同店の売りが塩トンコツだったこともあり、挑戦したという。
「作る上で最も苦労したのが、ブロッコリーをどうラーメンに馴染ませるかだった」と、安田さんは話す。最初はマヨネーズを和えたブロッコリーを乗せてみたが、「これでは面白みがない」と試行錯誤を繰り返す。長年の経験から、ペースト状にするというアイデアにたどりついた。
ペーストしたブロッコリーはスープに馴染むようラードを少量加え、隠し味にコショウを加えるなどひと工夫加えてある。スープに混ぜるとコクが生まれ、少しずつ溶きながら食べることで味の変化を楽しむことができる趣向だ。
またトッピングには、ブロッコリーパウダーを練りこんだ皮で作ったワンタンや、綾瀬産の卵を使用した煮玉子を添えたほか、チャーシューとブロッコリーでブタッコリ〜を表現するなど、視覚的にも楽しめる。
ブタッコリ〜餃子で目指せB1グランプリ
もう1品、店主が趣向を凝らし開発したのが餃子だ。ワンタン同様、皮にブロッコリーパウダーを練りこみ、餡の豚肉には触感を損ねない程度に刻まれたブロッコリーが加えてある。
面白いのは、その食べ方。「ブロッコリーを入れてあるからか、普通のタレで食べるよりマヨネーズをつけた方が美味しいんです」と、安田さんは話す。今は客からの提案で、将来的にブタッコリ〜餃子でB1グランプリに出場することも考えているという。
「綾瀬のブロッコリーは案外、知らない人が多い。栄養価が高く優れた食材なので、この餃子をきっかけに知名度が上がれば嬉しい」と意気込みを語る。今後は客の反応や声を反映させ微調整を加えていくほか、新たな取組もすでに考えているそうだ。「街が活性化すれば商業も元気になる。この取り組みが、その一助になれば」と安田さんは話した。
発売は本日8月29日から。しばらくは数量限定販売を予定しており、売切れ次第終了となる。価格はラーメンが1杯780円で、餃子が4個で250円。
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