市内若手経営者で構成される「綾瀬イノベーション推進委員会」(根本秀幸委員長)が2月17日、東京都大田区の「下町ボブスレーネットワークプロジェクト」と、技術交流を行った。この日は綾瀬イノベーション参加企業3社を訪問し、情報を交換。今後の市域を超えた企業間連携や共同研究、受注につなげていく。
下町ボブスレーは、冬季五輪種目「ボブスレー」において、大田区の中小町工場が世界で戦える国産マシンを開発しようというものづくりプロジェクト。ジャマイカ代表用ソリを製造する技術を持つ下町ボブスレーに、綾瀬市側の企業が2度にわたり意見交換のため訪れていた。
この際、「次は綾瀬の工場を見に行きたい」と、下町ボブスレー側から打診を受けていたという。市が中小企業の総合支援に力を入れている背景もあることから、「made in ayase・あやせ工場プロジェクト」の一環として、受け入れが実現した。
市内企業回り意見交換
当日、大田区からはボブスレー参加企業のうち7社が綾瀬を訪れた。見学前には笠間城治郎市長を表敬訪問し、交流を図った。
その後、マイクロバスを使い市内工場に移動。今回はイノベーション参加企業のうち(有)光製作所、(株)栄和産業、(株)サーフ・エンジニアリングの3社を回った。
各工場では、それぞれの工場長や代表らが説明しながら案内。技術や製品、経営方針に興味を示した参加者たちは、様々な質問を投げかけていた。
交流を終え根本委員長は、「何かに特化した『残る技術』の造詣の深さを感じた。意見交換を通じ綾瀬の強みを認識することもできたし、とても有意義な時間だった」と話した。
綾瀬イノベーション推進委員会とは、市内若手経営者の企業13社で構成される団体。「これからの発展ために、何かを変えていこう」という思いから、昨年10月に結成された。
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