横浜市の県立田奈高校クリエイティブスクールの生徒11人が6月27日、市内のノーブル電子工業(株)、(株)栄和産業、(有)光製作所の3企業を訪問した。学生らは各社の代表らから説明を受け、ものづくりの現場に肌で触れながら学んだ。
同校がキャリア支援教育の一環として行う職場見学「咲サクWALK」として行われた工場見学。市が実施する工業施策「あやせ工場プロジェクト」のワークアドバイザーを務める野坂浩美さんが、田奈高校のスクールキャリアカウンセラーを務めていた縁で打診を受け、初めて受け入れを行った。
普段は見ることができないものづくりの現場に触れることで生徒の学習・就労意欲向上と進路決定の参考にしてもらうとともに、見学を通した企業PRで早い段階から就職の選択肢として提示することができるなど、学校と市双方にメリットがある取り組みとなる。
この日はノーブル電子の土橋恒一社長や栄和産業の伊藤正貴社長、光製作所の丸山裕司社長らが企業理念、会社の歴史、製品、仕事への思いなどを熱弁。それぞれの企業の現場も見て回った。最後の光製作所では作業体験も行われ、生徒らは真剣な表情で挑戦した。