綾瀬市を舞台に、全編撮影された短編映画『ルーツ』の制作発表会見が1月15日、綾瀬市役所で行われ、古塩政由市長をはじめ、監督の渋谷悠さん、メインキャストでお笑い芸人の堤下敦さん(インパルス)、チャド・マレーンさん、女優の川村ゆきえさんらが顔を揃えた。
作品は、株式会社よしもとクリエイティブ・エージェンシー(CA)が主催する「沖縄国際映画祭」のプログラムの「地域発信型映画」の一つで、毎回全国から10市町村ほどが出品されている。映画制作は、綾瀬ロケーションサービスとよしもとCAなどで映画製作実行委員会を構成して行われ、1月12日から15日にかけて栄和産業や文化会館など市内各地で撮影、市民約120人が協力した。
作品は4月に沖縄で開催される沖縄国際映画祭で上映された後、地元で凱旋上映が行われ、その後インターネットなどで配信される予定。
制作発表は和やかなムードに包まれた。
映画製作に至った経緯について古塩政由市長は「綾瀬市では5年前からロケ誘致に取り組んでおり、100本以上の撮影が行われているが、綾瀬を舞台にした作品がなく、欲しかった。よしもとさんからロケの実績を考慮の上、打診があり、願ってもないことと思いお願いした」と説明。「これをきっかけに綾瀬市を発信していきたい」と意欲を語った。古塩市長は自らも日本語教室の講師役で映画に出演。4月の映画祭にも参加する予定で「レッドカーペットを歩いてみたい」と思いがけない野望を口にした。
脚本も担当した渋谷監督は豚ロケ隊とのヒアリングの様子を紹介。「地元の人たちが見せたい、誇りに思う部分と、映画の題材として他の市と違う魅力的な部分が違ったので、推薦された場所を『NO』というのが心苦しかった。ただPR動画を作るのではなく、題材に綾瀬を選んだ理由が詰まった映画になったと思う」と自信をのぞかせた。
横浜生まれの堤下さんは、高校時代から「綾瀬市は良く来る町だった」と明かした。「市民の方が、東京の綾瀬と間違われることが多いエピソードを聞かされたので、この映画を通して神奈川・綾瀬をPRしたい」と力を込めた。
綾瀬市のことを初めて知ったという川村さんは「自分の知っている作品も綾瀬で撮影されていたことを知り、関係者の熱意やパワーを感じた」と笑顔で語った。
2・3シンポに堤下さん・川村さん
2月3日(日)にオーエンス文化会館大ホールで開催の第5回綾瀬ロケーションサービスシンポジウムには、堤下さん、川村さんらも参加。古塩市長とのパネルディスカッションや映画の予告編上映なども予定されている。
参加希望者は市役所商業観光課へ直接申込むか、住所、氏名、電話番号、年齢、希望席数に「ロケシンポジウム申込」と明記の上、郵送(〒252―1192綾瀬市役商業観光課)またはメール(wm705685@city.ayase.kahagawa.jp)で申し込みを。1月31日(木)締切。当日参加も可。
問合せは市商業観光課【電話】0467・70・5685。
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