市民合唱団とプロの音楽家によるオペラ「モーツァルト 魔法の笛」が、8月31日に綾瀬市オーエンス文化会館小ホールで開かれた。満席に迫る242人が来場し、劇中では「綾瀬のトウモロコシ」などのセリフも織り交ぜ観客を喜ばせた。
この公演は市民参加型のオペラ作りを通じて地域を活性化しようと市民グループ2団体が取り組んだ。市民から参加者を募り今年5月から毎週ワークショップを開くなどして準備してきた=写真。
25人の団員は本番までの期間、SNSなどを活用してスケジュールを管理。衣装や小道具などの情報も細かく共有し、一人ひとりが「オペラ作り」を肌で学び本番を迎えた。
主催団体のひとつ「綾瀬でオペラを!の会」の内村由生子代表は「とても良い経験ができました。本公演に向けてさらに多くの市民を巻き込んでいきたい」と話す。
今回の作品は要約版だったが2021年にはフル版で公演する計画で、今年の10月にはこの作品に愛着を持てるよう、慶應義塾大学音楽学講師の加藤浩子氏を招く講座も開き、さらなる市民の参加を呼び掛ける。
講座は10月20日(日)午後1時30分から午後4時。会場は綾瀬市中央公民館。参加費500円。
問い合わせは内村さん【携帯電話】090・4202・6724へ。