県政報告 所属委員会における活動内容 神奈川県議会議員 つなしま洋一
現在、神奈川県議会令和元年第3回定例会(9月6日〜12月18日の104日間)が開かれており、私の所属する「産業労働常任委員会」では県内産業や労働、その他産業労働局等の仕事についての審査業務に取組んでいます。前号に引き続き第2回定例会での意見発表や議論された事項をご報告いたします。
本年4月、県は「かながわグランドデザイン第3期実施計画(素案)」を策定して取組むこととしました。この素案の中で県産業労働局は、とりまとめ局としてのプロジェクト《かながわスマートエネルギー計画の推進》《明日の県内経済を担う産業づくり》《一人ひとりが輝きながら働ける神奈川》《ロボットと共生する社会の実現》に取組んでいます。本年実施された県民意見募集等の結果では産業・労働に関連する意見として「少子高齢化が進む中ではロボットの必要性が高くなるためロボット共生社会に向けた取組みを推進して欲しい」「長年の経験を何らかの形で活用できる定年後の雇用創出に取組んで欲しい」等の要望が出されており、2025年を目標年次とした基本構想の実現に向けて積極的に取組むよう提言しました。
次に、持続的な経済成長に不可欠なベンチャー企業に関する「ベンチャー創出・育成拠点の設置」については、起業家コミュニティ形成に向けて成長期のベンチャーや県内企業、学生、大学等様々な担い手が拠点内で活発に交流することが重要です。拠点内交流による新プロジェクトやイノベーション(経済発展の一因としての技術革新)の創出という視点では、県が社会的意義や目的を示しながら関係者と積極的連携を図らなければならず、今後はこうした視点を持って取組むよう要望しています。
また「就業支援の取組み」において、仕事に就くことは経済的な安定生活の基礎であり、心豊かに充実した人生を送るためにも大変重要なことです。一人ひとりが希望に沿った就業とその能力を十分発揮できるよう、県として多様なニーズに対応した就業支援の充実や強化が求められており、39歳までの若年者対象支援(かながわ若者就職センターにおける就業支援)、40歳以上の中高年齢者対象支援(シニア・ジョブスタイル・かながわにおける就業支援)、子育てをしながら就業を希望している方対象支援(マザーズハローワーク横浜内相談室におけるカウンセリング)等、様々な状況や背景、課題等を持つ方々に対して的確かつ積極的支援に取り組むよう提言しています。
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