今回は町長、副町長不在という異例の事態を立て直す選挙だった。6月16日に厚木青年会議所が主催した「公開討論会」はほぼ満員状態になるなど、選挙前には住民の関心の高さがうかがえた。しかし蓋を開ければ投票率は47・39%。前回より13・85ポイント上昇し、山田元町長が2選を果たした2005年の投票率も上回ったが、半数以上は投票していない。少子高齢化、産業・観光振興、交通政策、介護・医療など様ざまな課題がある。棄権者には理由があるだろうが、町政を担う首長を決める選挙としては寂しく、数字だけを見れば、有権者の関心を集めきれなかったと言える。
投票率を投票区ごとにみると第1投票区(川北・宮本)が最も高く51・64%だった。一方最も低かったのは、第9投票区(上熊坂)で34・08%。さらに地区ごとにみると愛川地区(川北・宮本・原臼・両向・細野・田代)は当日有権者数9117人に対し、4145人が投票。高峰地区(角田・三増・箕輪・小沢)は同4062人に対し1777人。そして中津地区(春日台・大塚・六倉・上熊坂・下谷八菅山・熊坂・二井坂・半縄・坂本・桜台・桜台団地)は同19256人に対し7115人。地区ごとに有権者数は違い、率の比較が全てではないが、中津地区の投票率が低かった。
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