タイで3月10日から開催されたムエタイの国際大会に、日本代表として出場した小林亜維二(あいじ)君(愛川東中/新興ムエタイジム所属)が、11〜13歳の57kg級で優勝を果たした。
4人で争われた同級。初戦はヨルダンの選手を相手に判定勝ち。続く決勝では、キプロスの選手と対戦し、首相撲で倒される場面もあったが、判定勝ちで優勝を決めた。小林君は「初戦は余裕があって、このままいけるという感じだった。決勝の相手は強かったけど、『いくぞ』という強い気持ちで戦えた。今までだったらビビッて負けてたところだけど、取り返すことができた」と大会を振り返る。優勝には「嬉しい」と笑顔を見せた。
小林君が日々トレーニングをする新興ムエタイジム(厚木市中町)の坂上顕二会長は、「今回は『いける』という雰囲気があった。実際に強い相手だったが、気持ちで負けずに、前に出ることができ良い試合を見せてくれた」と評価した。
現地でマイナス2kg
世界大会優勝の陰で、海外特有の「環境の違い」という洗礼を受けた。「食事が合わなくて、現地で計量したら2kg痩せてしまった」という。さらに、大会期間中のタイの気温は30度ほどで、身体を暑さに適応させるのにも苦労したという。慣れない環境下でも、優勝できたのは、「相手に合わせずにできたし、緊張もしなかった。ごはんは食べれなかったけど、気持ちが高ぶっていてコンディションが良かったから」と頼もしい。
今回の優勝は、小学3年以来、約4年ぶりのタイトル。次の目標について小林君は「今度は日本でベルトが欲しい」と渇望する。
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