任期満了に伴う神奈川県議会議員選挙は4月7日に投開票され、愛川町・清川村選挙区は新人の佐藤圭介氏(32・無所属)が同じく新人の土屋美和氏(41・自民党)を447票の僅差で制し、初当選を果たした。
県議を4期務めた現職の馬場学郎氏が勇退することをうけ、新人同士の一騎打ちとなった今回の県議選愛川町・清川村選挙区。開票結果は、佐藤氏が6766票(愛川町6185票・清川村581票)を獲得し、土屋氏の6319票(愛川町5715票・清川村604票)を上回った。
投開票日の午後10時50分頃、当選確実が伝えられると、愛川町角田の選挙事務所に集った支援者らから大きな歓声があがった。事務所に姿を現した佐藤氏は、支援者らと握手を交わして当選を喜んだ。
挨拶に立った佐藤氏は「接戦でしたが、皆様のご協力をいただいて当選できました。馬場県議の意志を引き継ぎ、県政に地元から発信できることは大切なこと。ここがスタートライン。地域の皆様と手を取り合って、地域おこしに取り組んでいきたい」と語った。また、「投票率が非常に低かった。もっと地域に、県政に関心を持ってもらえるようにしていかなければいけない」と、今後の活動の意欲を語った。
選挙戦では、地元出身の強みをいかし、これまで取り組んできた愛甲郡でのアウトドアイベントの企画など実績をアピール。幅広く支持を集めた。
一方の土屋氏は、選挙戦で菅義偉内閣官房長官や小泉進次郎氏などが応援に駆けつけたが、僅差で敗れた。
開票結果をうけ、同町棚沢の選挙事務所に姿を見せた土屋氏は「愛甲郡のためにと活動してきましたが、多くの方に伝わらなかった。ご支援をいただいた皆様との絆は大きな財産。結果を受け止め、今後のことを考えていきたい」と話した。
今回の県議選愛甲郡の投票率は38・59%(男性37・59%・女性39・69%)で、2015年に行われた前回の44・76%から6・17ポイント下がった。今回の愛川町の投票率は37・85%(前回比6・36ポイント減)、清川村の投票率は47・99%(同3・69ポイント減)だった。
愛川・清川版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|