愛川町三増の美化プラントで4月中旬から、鯉のぼりが掲揚されている。同プラントに持ち込まれた鯉のぼりなどをリサイクルしたもので、約70匹が優雅に大空を泳ぐ。5月6日(月)まで掲揚されている。
男子の健やかな成長を願う鯉のぼり。近年は少子化や住宅事情などで掲揚する家庭も少なくなっているというが、五月晴れの青空を舞う姿はこの時期の風物詩だ。
町のゴミ処理施設である同プラントでは、町民から鯉のぼりの持ち込みがある。不要になったものとはいえ、家庭で大切に保管されていることが多く、状態の良いものが多かったという。これを「何か利用できないか」と、同プラントに勤務する菊地原正美さんが中心となって3年前からリサイクル鯉のぼりを上げるようになった。
最初は10匹程だったが、年を追うごとに数が増え、今年の4月中旬は約60匹でスタート。その後も少しずつ増えており、今は大小色とりどりの70匹以上が泳ぐ。
菊地原さんは「すぐに燃やしてしまうのは、やっぱりもったいない。供養として、もう一度飾ってあげたかった」と、きっかけを語る。同プラントの高橋薫所長は「地域の皆様に楽しんでもらえたら」と話す。この様子は地域でも話題になっており、三増の新しい風物詩になっている。例年こどもの日頃まで掲揚され、今年は5月6日まで。美化プラントの場所は愛川町三増1656の2。
愛川・清川版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|