森林のこともっと知って 清川村で木工教室
親子のふれあいと森林への理解を深めてもらうことを目的にした「夏休み親子木工教室」(主催/清川村森林組合)が8月10日、清川村森林組合「木工の里・清川」で開催された。
このイベントは、森林の水を蓄える・二酸化炭素を吸収し酸素を放出する・土砂崩れや落石を防止・木材の生産供給といった働きとこれらの機能を発揮するために手入れが大切であるということを子どもたちに学んでもらうことが目的。今回が12回目。当日は事前に募集した親子8組16名が参加し、野鳥の巣箱づくりに挑戦した。
野鳥の巣箱
同組合が行う木工教室のテーマは毎回「巣箱づくり」と決まっている。それは、森林の大敵である害虫を食べる野鳥を育てることで森林を守っていくためだ。
当日は、間伐材のスギ板を利用し木材の切り落とし作業からスタート。その後、釘打ちで部材を組み立てていった。巣箱を好むのは、ヤマガラやシジュウカラといった野鳥で、子どもたちは「鳥が巣づくりをしてくれるかな」と期待を寄せながら作業を進めていた。
自分が作った巣箱に名前や好きな絵を描いて巣箱は完成。各自が持ち帰り、庭や家の近くの森に設置するという。大きさは高さ30センチ・幅17センチ・奥行19センチ。上蓋が開口でき、巣づくりした小枝やワラなど、掃除ができる仕様となっている。鳥が巣づくりし、その後巣立った後、また次の鳥が巣づくりできるようにと工夫した。
清川村森林組合は「子どもたちは猛暑の中、真剣にのこぎりを引いたり、金づちで釘を打っていた。こうした機会で、森林の持つ公益的な機能は間伐・枝打ち等の森林整備で保持されていることを理解していただく」と話している。
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