愛川町立菅原小学校で1月18日、菅原小国際交流フェスタが開催された。外国籍を持つ住民が多い愛川町のなかでも、同校の児童は国際色豊か。イベントでは児童の保護者や地域の住民が協力し、様々な国の郷土料理を紹介。日本のお正月遊びの体験も行われた。
総人口の約5%にあたる約2000人を外国籍住民が占める愛川町。町内小学校のなかでも同校は、南米やアジア、インドなど、外国籍を持つ児童や保護者が多い。
このイベントは、各国の相互理解を深めることを目的に、同校で10年以上続いているもの。今年はボリビア、ブラジル、ドミニカ、インド、ペルー、フィリピン、日本の7カ国で、保護者らが「ヒヨコマメのスープ」や「バカアトラーダ」「豚汁」など各国の家庭料理を持ち寄った。
日本文化を紹介する意味も込め、コマ回しや福笑い、竹とんぼ、お手玉などを体験できるコーナーが設けられ、会場に集まった児童と保護者約250人が一緒に楽しんだ。4年生児童が昨年収穫したもち米を使った餅つきも行われ、つきたてのお餅を頬張った児童たちは笑顔を見せていた。
また、リオのカーニバルで有名なブラジルのサンバ実演では、児童たちも華やかな衣装のダンサーとともにサンバに挑戦。他にもカポエイラが披露され、ダイナミックな演技に会場は一気に盛り上がった。
学校の特色を活かし、外国籍を持つ保護者を特別講師に招いて他国の文化を知る授業なども行う同校。草柳利博校長は「このイベントだけで終わらせるのではなく、今日の体験をきっかけに、色々な形で国際交流の輪を広げていけたら」と話した。
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