2020年度から小学校で「プログラミング教育」が必修化されることを見すえ、愛川町立中津第二小学校で7月23日と24日、教員を対象にした研修会が開催された。
プログラミング教育とは、コンピュータを思い通りに動かすためのプログラム技術を学ぶだけでなく、自分が物事を実現するために必要な動作や順序を論理的に考えられるようになる「プログラミング的思考」を育むことが目的。2020年度から実施される学習指導要領に盛り込まれる。
しかし、学校現場ではプログラミング教育に関する知識の普及が進んでおらず、町教育委員会では中津第二小学校を先行的モデル校に指定。今年5月に教員を対象に初めての研修会を開催した。
今回の研修会では、より踏み込んだ内容として「パソコンを使わないプログラミング教育」「パソコンのキャラクターを動かすプログラミング」「パソコンを使ってロボットを動かすプログラミング」の3段階に分け、それぞれの分野のエキスパートを講師に招いた。
7月23日のロボットを動かす研修会では、教員約30人が参加。神奈川工科大学創造工学部長の金井徳兼教授が講師となって、自分たちで扇風機のロボットを組み立てた。
タブレット型端末でプログラミングを作り、「3秒間回転させる」「一定時間回転した後に逆回転させる」など、予め動作を指示し、ロボットを動かした。教員たちは、予想外の動きを修正するなどプログラミングについて思考を巡らせながら学んでいた。参加した教員からは「とても面白いです。実際にロボットを動かすことで、世の中に様々なプログラミング技術が使われていることを実感できます」などの感想があがった。
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