「ただいま、横須賀」
今年結成10周年を迎える久里浜出身の斎藤守也(38)(=手前)と斎藤圭土(33)(=奥)の兄弟によるピアノデュオ「レ・フレール」。1台のピアノを2人で弾く「キャトルマンスタイル」(連弾)で世界を股にかけて活躍している。
2人のピアノ人生の原点は、衣笠商店街にある石田音楽院。「衣笠にはおばあちゃんの家があって、商店街を父親と一緒に歩いているときに『あ、ここにしよう』って父が決めたのを覚えています」と懐かしむ圭土さん。「ピアノは好きでしたけど、僕は完全に劣等生でした」と笑う。与えられた課題曲を練習するより兄の守也さんが作曲したオリジナル曲を弾いたり、課題曲のアレンジをするなどで「我流」を貫いた。
レッスンばかりの毎日を過ごすピアノ少年かと思いきや、「夏になると真っ黒に日焼けして」と意外な一面をのぞかせる守也さん。「海で遊んだ帰りに、久里浜の海岸沿いにある『五十番』っていう中華料理屋でラーメンを食べるのが、家族のイベントみたいになっていたんですよ」と圭土さんも思い出を語った。
横須賀には今でもよく帰ってくるという2人。今でも必ず行くのが、大滝町のライブハウス「ヤンガー・ザン・イエスタデイ」だ。デビュー当時から支えてくれているここは、「いい意味で変わらない、ホッとする場所」なんだそう。ファンクラブイベントを行うなど、2人にとって故郷のような存在だ。
今年の5月には2度目のヨーロッパツアーも成功させ、世界を股にかけた活躍を見せるレ・フレール。息の合った連弾で多くのファンを獲得しているが「これからもキャトルマンスタイルの可能性を追及したい」と圭土さん。「自分たちにしかできない演奏を極めていきたいですね」と守也さんも現状に満足することない貪欲な姿勢を崩さない。
結成10周年を記念したコンサートを横須賀芸術劇場で9月2日(日)に開催。午後5時開演。チケットは全席指定で6千円。購入は電話予約センター【電話】046・823・9999 詳細はレ・フレールオフィシャルサイトhttp://lesfreres.jp/
●ペア1組招待
希望者は〒・住所・氏名・年齢を記して〒238-0032横須賀市平作1の12の8タウンニュース横須賀支社「レ・フレール招待」係。8月28日(火)必着。
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