津波被害の正しい知識を 市がハザードマップ作成
横須賀市は昨年3月に県が公表した「津波浸水予測図」を基に、新たな「津波ハザードマップ」を作成した。市域を8分割して地区ごとの情報を掲載している。今月15日から市役所、各行政センターで配布を始めたほか、沿岸部の町内会には全戸に行き渡るよう手配。津波被害に対する意識啓発を図る。
防災意識の向上ツールに
県の「津波浸水予測図」では、甚大な被害をもたらすとされる12の地震の津波を選定しているが、発生時にそれを特定することは不可能となる。そのため今回のマップでは、あらゆる地震の最大浸水区域を載せている。
これと併せて市が昨年度に作成した標高マップの情報も表示。避難行動の目安としているほか、浸水区域を3つのランク(津波警報3メートル、大津波警報5メートル、大津波警報10メートル)に色分けした。
マップは8つの地域(追浜・田浦・逸見地区・本庁地区・大津地区・浦賀地区・久里浜地区・西地区【1】・西地区【2】)を分割してそれぞれ作成。見やすさとわかりやすさに配慮して、自宅の位置や路地まで確認できる大型の縮尺地図とした。衣笠地区は、沿岸に面していないため除外している。
地震・津波に対する正しい知識を身に付けてもらうための情報も網羅。津波発生のメカニズムから特徴、避難の際の心構えなどを盛り込み防災意識の浸透をめざしている。
配布場所は市役所1階市政情報コーナー、市役所4階危機管理課、各行政センター、役所屋。
問合せは横須賀市市民安全部危機管理課【電話】046・822・8357
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