ヨークマート 工場跡地に新店舗 久里浜で来春オープン予定
首都圏を中心にスーパーマーケットを展開する株式会社ヨークマートが、久里浜7丁目に新店舗の出店を計画していることが分かった。同社によると建設工事は今年9月頃に着手し、早ければ2015年春のオープンを予定している。入居するテナントや住民説明会の実施などは現時点で未定。
ヨークマートは、関東で70以上の店舗を持ち、主に食料品を取扱うスーパーマーケットチェーン。大手百貨店のそごう・西武やセブンイレブンなどを傘下に持つ「セブン&アイ・ホールディングス」の完全子会社で、系列店にはイトーヨーカドーがある。
現在、新店舗の出店が計画されているのは「(仮称)ヨークマート久里浜店」で、予定地は開国橋交差点そばの久里浜7丁目。昭和22年から同地で医薬品用原薬などの製造を行ってきた、生化学工業(株)久里浜工場の跡地が使われる。同工場は、機能統合に伴って、久里浜9丁目へ移転集約。昨年から解体工事が行われている。
敷地面積6349平方メートル、建築面積は3232平方メートル。建物は地上1階建てで、139台の駐車場が整備されるという。工事は今年9月頃から始まり、2015年2月末の完成、オープンをめざす。同社担当者によると、テナントの入居は未定。地域住民に向けた説明会は「条例に基づいて実施する予定」と話している。
小売店の競争に拍車
京急久里浜駅直結の駅ビルをはじめ、近隣には久里浜商店街や大手スーパーマーケット、ショッピングセンターなどが多数営業している。今回の出店計画に対し、久里浜商店会協同組合の森下守久理事長は「今まで以上に買い物客の分散化が進み、商店街の購買人口はさらに減少するのでは」と影響を危惧している。
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