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横須賀版 公開:2014年10月3日 エリアトップへ

サッカーJリーグ「ヴァンフォーレ甲府」に入団内定した 伊東 純也さん 二葉在住 21歳

公開:2014年10月3日

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非エリートは成長途上

 ○…生粋の”須賀っ子”Jリーガーの誕生だ。神奈川大学のエースストライカーで全日本大学選抜の中核選手として活躍する注目株。小学校時代からの「プロサッカー選手になる」という夢を見事実現させた。「不安はありますけど、なんとなくやれるんじゃないかなと思っています」。コメントはどこか飄々としているが、その表情からは自信が見え隠れ。スピードと抜群の得点感覚は、未完の大器としてサッカー界の期待を集めている。

 ○…ボールを蹴りはじめたのは地元小学生チームの鴨居SC。「上級生不在だったため、小4からレギューラーという幸運」。草の根のサッカーを存分に楽しんだ。中学では、地域のトップチームのマリノスユースを受験するも失敗、クラブチームの横須賀シーガルズで経験を積み、逗葉高校に進学した。ここでも特筆すべきような活躍は一切なく、プロへの道など望むべくもないことだった。

 ○…平凡だった選手は大学で才能を大きく開花させた。「環境が自分を変えた」と分析するように、当時チームは大学1部リーグに所属しており、チームメイトを見渡せばインターハイや選手権を経験している猛者ばかり。高いレベルを肌身で感じながら、必死に食らいついてきたことで、圧倒的な個人技を持つフォワード(FW)に覚醒した。

 ○…Jリーグチームとの練習試合などを通じて、プロとアマチュアの実力差は紙一重だと感じている。だが、その僅差が試合では大差になるのだという。プロの環境に身を置くことで、もう一段上の技術を手に入れられるかが、選手としての将来を占う。「フィジカルもメンタルも、まだまだ成長の余白を残していると思っています」。正式な入団は2月。新たなサッカー人生の幕開けと挑戦を今、自分自身が一番楽しみにしている。

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