横須賀中央地区の商店街活性をめざす若手商店主の団体「ヨコスカダウンタウンクラブ(YDC)」が3月の週末に、3週に渡りにぎわいづくりのイベントを行う。親子をターゲットに、子どもが楽しめる企画を用意。参加店で使えるポイント券を発行することで、来街者を増やすことが目的だ。
昨年2月に行った「よこすかキッズフェスティバル」の第2弾企画。前回より規模を拡大し、3月第1週、2週、3週の週末に開催する予定で準備を進めている。今回もYデッキ下、横須賀市役所前公園、タリーズコーヒー横須賀中央店前、の3カ所が会場。商店街での買物でゲームに参加できたり、ポイント券が付与される仕組みだ。
目玉は、市役所前公園などで行われる約10m四方の「巨大段ボール迷路」。子どもが乗れるポニーや、前回好評だったミニ鉄道など、親子が一緒に遊べる企画を用意する。YDCでイベント担当の陳寛明さんは、「”子どもと楽しめる横須賀中央”をPRしたい。イベントをきっかけに街での買物を楽しんでもらえたら」と意気込みを話す。
昨年は2日間開催のうち、大雪で実質1日しか行えなかった同フェス。天候のリスクを減らすと同時に、来街機会やリピーターを増やすため、実施日を拡大した。ポイント券を参加店で利用してもらえるよう、周知活動に力を入れていく予定だ。詳細は今後決定していくという。
街の衰退に危機感
衰退が叫ばれて久しい中央地区の現状を打開するため、一昨年発足したYDC。企画から協賛金集め、当日の催行まで、すべてを担当している。昨年は、第1回目となる同フェスや、浴衣の買物客に特典を付け、街を周遊してもらうイベントなどを開催。今秋には2つのタワーマンションが完成予定で、入居者の流入が期待される。しかし購買者が郊外店舗に流れる可能性もあり、危機感を抱く。
YDCは横須賀市や商工会議所などで組織する中央地区のイベント実行委員会にも参加しており、今冬予定の歩行者天国を念頭に入れた大型イベントも現在計画中。にぎわい復活の弾みにしたい意向だ。
大滝商店街は連動イベント
大滝町の大滝商店街では3月7日(土)・8日(日)・14日(土)・15日(日)の4日間、キッズフェスティバルの連動企画として独自の賑わいイベント「大滝フレンドシップDAY,S」を実施する。
昨夏にオープンした商店街のシンボル「Bravo! Yokosuka」と大型コインパーキング(旧さいか屋大通り館)のスペースを一部使用して、アメリカンスタイルのバーベキューなどが味わえるフードーコートや地場産品の特設販売コーナーを設ける。
週替わりでコンセプトの異なるプログラムも用意。7日・8日は「健康」をテーマに、近隣の神奈川歯科大学の協力で無料歯科検診を実施するほか、「すこやかん」(横須賀市健康増進センター)が健康増進に関する出張ワークショップを行う。14日・15日は「音楽」を切り口にした仕立てで、会場内に設けるステージでJAZZを中心とした音楽ライブで開く。
中央のキッズフェスとの回遊性を促すための仕掛けとしてスタンプラリーの実施も計画中。商店街に新たな買い物客を呼び込むことを狙う。
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