県立観音崎公園(横須賀市鴨居4の1120)の指定管理者「観音崎公園パートナーズ」では、スマートフォンのAR(拡張現実)最新技術を用いた独自のアプリを開発した。5月1日(金)から運用を開始する。園内の現在地が一目でわかるマップ検索やルートナビに加え、災害時は防災避難情報などが得られる。利用は無料。
災害時の避難経路指示
県立観音崎公園は、東京ドーム15個分(約70ha)と県下随一の広さを誇る。同施設を管理する大谷紗織所長は、かねてから災害時の避難誘導などに不安を抱えており、横浜市のNPO法人「AR防災避難情報」から技術提供を受ける形で、今回の防災アプリを導入した。迷子対策などにも活用する。
ARとは、カメラ越しに映し出された画像の上に様々な電子情報を重ねて表示する技術。同アプリを開いて、スマートフォンを公園内の空間にかざすと方角、目的地までの距離、位置情報などが表示される。
公園内にある看板や構造物、管理事務所などで入手できる公園マップの紙面に画面を合わせることで、動画情報や音声による案内を得られる機能もある。ベビーカーの通行の可否やトイレの設置場所といった紹介に加え、ソリで遊べる傾斜面、ゴリラの顔に見える木の場所などのおたのしみポイントを把握できる。
スマートフォン画面の下段にある「防災避難情報」のアイコンをタップして、360度の方角にかざすと
避難経路も指示される。
観音崎公園アプリの入手と操作方法は(http://www.sop2015.org/)で詳細が確認できる。
問合せは観音崎公園ビジターセンター【電話】046・843・8316
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