くりはま花の国にある市営ライフル射撃場では、今年度内に電子標的システムを導入する。
2020年東京五輪の事前キャンプ地としてエントリーされている同射撃場。国際競技規則の改定により、電子標的でないと公式戦会場から除外されてしまうことや、地元の若手選手育成のため、市ライフル射撃協会が市に対して導入を求めていた。ライフル機器の購入と合わせ約2500万円を26年度補正予算で計上している。
圧縮空気の力で弾丸を発射し、10m先の的に当てた総得点を競うエアライフル・ピストル競技。立射や伏射があるが、制限時間内に高得点を維持し続ける集中力と精神力が要求される。一方で、他の競技と比べ激しい全身運動が不要。所持資格が要らない「ビームピストル(光線銃)」もあり、同射撃場の小室美栄子コーチは「老若男女、障害者にも始めやすく、生涯スポーツとしても認知され始めている」と説明する。
不入斗中生が国体へ
「市内には、将来有望な実力のある選手が多い」と熱を込めるのは、同協会理事長の廣田眞作さん。今週末から和歌山県で行われる国体に、同競技男子最年少の14歳で出場する不入斗中3年のマティウス剣さん=人物風土記で紹介=をはじめ、次世代の日本代表候補といわれる「メダルポテンシャルアスリート」に選出された実績をもつ有賀朱里さん(神奈川学園高校1年)など粒ぞろいだ。
同協会ではジュニア選手の発掘にも力を入れており、定期的にキッズ大会を実施。前出の2人も、同協会主催の体験会などをきっかけにライフル競技を始めたという。
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