浦賀警察署が2020年を目途に久里浜地区に移転する計画が進められていることに関連し、横須賀市は今年7月、同署跡地を取得する要望を神奈川県に示していたことが分かった。
県が所有する土地においては、一般入札の前に当該自治体に対し、取得の有無を照会することになっている。同署の移転計画に関しては、浦賀駅周辺に交番がないことから、地元町内会は一昨年末、跡地に警察機能のある施設を配置することや市道の歩道確保などに関する要望書を出していた。
今月15日に行われた市議会総務常任委員会の報告によると、敷地面積約1919平方メートルのうち、約300平方メートルに当たる用地は県警が利用を検討。交番よりも大きい警察施設の新設を考えているという。残りの約1600平方メートルを市が取得する方向で、費用を推計2億7500万円と算出している。土地の利用方法については、市道の拡幅や行政センター駐車場拡張などを想定しており、県と価格を含めた交渉を進めていくという。
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